2017年1月20日
食品ロスとは、食べられるのに捨てられている物の総称です。
日本では2010年の食品廃棄物は1713万ドン!
このうち賞味期限内などの弁当や外食での食べ残しや売れ残りなどは
食品廃棄物の1713万トンのうち、500~800万トンです。(農林水産省の試算)
食品廃棄物のうち半分は食べられるのに捨てられています。
農林水産省 資料
消費者庁 資料
食品廃棄物の総量は日本を含め各国で出ていますが
食べ物のゴミという事もあり、数字で出すのは難しいみたいです。
民間の調査では政府発表の1700万トンより多い
2700万トンという数字も出てきています。
食料が600万トン必要な国がある中で、800万トン以上も捨てている
状況というのは日本人の" OGORI " としか思えません。
日本の食糧需給率は39%で先進国中で最低ですが、海外から多くの食料を
輸入しているのに食品の廃棄が減らないというのも少し本気で考える時期に
きているようにも思います。
農林水産省 資料
食品廃棄物は、現代の食品産業には,しょーがないものなんでしょうか?
日本人は困っている人がいれば国籍とか関係なく手を差し伸べてあげられる
国民だと思っています。
またサッカー場などの公共の場所で率先してゴミを片付ける国民としても
世界に認知されています。
しかし牛乳や生鮮食品など賞味期限の長いものから買っていませんか?
それは悪い事ではありませんが、これが食品ロスの一要因となっている事も
事実です。
賞味期限の長いものから買ってしまうと、1日か2日しか違わない賞味期限の
短いものから残っていき結局廃棄となる確立が高いです。
私はなるべく手前の賞味期限の短いものから買うようにしています。
よくスーパーなどで賞味期限を吟味しているところを見かけますが
美しくないなぁーーといつも感じます。
賞味期限の短いものから買って食品の廃棄が少しでも減ると考えれば
社会貢献しているのと同じです。
また廃棄食品の再利用の方法もあると思いますが、
現在のコンビニやスーパーなどの中食を扱っている企業の考えは
絶対に食中毒を出してはいけないと言う事です。
そのためには、ありとあらゆる手法で法律の範囲内で味を変えずに
常温で腐らない方法を考えてきました。
しかし常温で腐らない食品というのは食べ物としては異常で
長いあいだ摂取すると健康を害する可能生も否定はできません。
2004年3月に西日本新聞の食卓の向こう側という記事で
養豚をしている方がコンビニの廃棄弁当のみを餌として
母豚に与えていたところ、死産が相次ぎ取りやめたという
内容が新聞に掲載されました。
原因はわかりませんが弁当が原因と思われます。
食べ物を残す、食べ物を雑に扱う、などは私が小さい頃には
” やってはいけないこと ” でした。
しかし2004年の新聞の記事を考えると ” MOTTAINAI ” ですが
弁当などは、やはり廃棄(ゴミ)としてしか処分方法が無いように思えます。
2004年の記事
2016年の全国のコンビニの店舗数は上位7チェーンで52000店を
軽く超えてしまう数です。
1店が1日に弁当を5個廃棄するとして30日として150個になります。
弁当の中身の重さが400gとして150個×400g=60000g(60kg)
60kg×52000店=3120t/1ヶ月
3120t × 12ヶ月 = 37440t/1年
1年間に低く見積もっても、37440t もの再利用のしにくい
食品廃棄物がひとつのカテゴリーの産業から出ているということです。
これはコンビニだけの問題ではありませんが、巨大産業となったコンビニは
廃棄弁当の再利用の方法や再利用可能な弁当作りを食品業界の先陣を切って
進めてほしいなぁーーと思っています。