2017年4月2日
マグロのお話に映画?
全然関係ないように思えますが、最近レンタルでこの映画を見てて
ハッ!としました。
それは映画の主人公(ロバート・デ・ニーロ)とベンチャー企業の
若い社長役(アン・ハサウェイ)の会話の中に、主人公が ”寿司でも買う?”
と聞くシーンがあって社長が ”やめとく、水銀を摂取しすぎ” と答える。
そういえば結構前に日本でもマグロの水銀問題が話題になっていたなーと
思い出しました。
最近公開された映画の脚本に使われる程、日本以外では一般的に
なってきたのかと思い少し調べてみました。
日本人が大好きなマグロ!
寿司、海鮮丼などには絶対欠かせない食材です。
そして近年、このマグロに限らず海から採れるものから有害物質等が
検出され問題になっています。
その代表的なものが、メチル水銀です。
海外ではアメリカやヨーロッパで報道もかなり頻繁にされていますが、
日本で水産関係会社が多いためか大きく報道される事はありません。
このマグロ等に関して2005年11月に厚生労働省が妊婦への魚介類の
摂食と水銀(メチル水銀)に関するという注意事項の改訂を発表しました。
更に2010年6月に対象魚介類の追加も行いました。
魚介類は健康的な食生活を続けていく上で必要な食材ですが正しい知識で
計画的な量を摂取して欲しいと厚生労働省は注意喚起を行っています。
何も考えずに寿司や海鮮丼、焼き魚や煮付けを食べれる時代は
終わってしまったんでしょうか?
どれも美味しそうです。
特に金目鯛の煮付けは高いけれど日本人の好きな食べ物の
ひとつではないでしょうか?
しかし厚生労働省の発表によると、金目鯛、メカジキ、メバチマグロ
クロマグロ(本マグロ)は他の魚介類に比べ、メチル水銀の量が多く観測され
” 1週間に食べれる量 ” は一般成人(妊婦以外)は、100~200g程度以下
妊婦の方は ” 50~100g程度以下 ” が推奨としています。
つまり映画 マイ・インターンの主人公はこの事を言っていたわけです。
1週間に200g以上は食べないように。と言われると海の魚は危険なのかと
思ってしまいます。
日本政府もこの調査は現在進行形であり、厚生労働省のホームページを
見ると身体に取り込まれても排出されるので、すぐに人体に影響があるとは
考えにくいみたいですがスーパーで今日のおかずを買う時に考えてから
購入する時代が来たみたいです。
中国の大気汚染が問題になって結構経ちますが、未だ改善の兆しはなく
さらに悪化しているようにも思えます。
近年、日本近海は世界中で一番汚染されているという報告もあります。
新興国などの大気汚染や汚水の垂れ流しが原因のひとつと考えられていて
日本政府も、この汚染に関しては独自に海洋調査も行っています。
しかし調査した魚の数や種類を見るとあまりにも少なすぎて、もう少し真剣に
やって欲しいなーと思っています。